夏休みといえば宿題と自由研究!
年に一回の夏休み。田舎に帰省したり、家族で旅行したりと楽しい思い出がたくさん作れます。
でも楽しいことばかりではありません。必ず出される山の様な宿題、そして自由研究・・・。
自由だからこそテーマを探すのが難しいですよね。テーマは身近な事、疑問からも探せます。
テーマが決まったら、自由研究開始。記録をつけたり情報収集をがんばります。でも意外と難しいのが、まとめ方です。せっかくいい研究ができてもまとめ方がいまいちでは台無しです。ここは、お父さんお母さんの出番となることも多いでしょう。
自由研究のまとめかた
まとめかたは、テーマや内容によって違います。観察日記であれば、観察した内容を書いていけばいいですが、新しい事を探す研究などではそうは行きません。そんなときは、いわゆる学会スタイルにしてみてはいかがでしょうか?
レベルに関わらず研究や検討したこと発表するため一般的な形式はこんな感じです。
タイトル
研究のテーマがわかりやすいようなタイトルにしましょう。
目的
なぜその研究しようと思ったのかその背景をはっきりさせましょう
使用したもの
その研究で対象としたものや使ったものを詳細に書きましょう
方法
その研究の方法を詳細に書きましょう。ここでは結果などには触れないで、
方法のみを書いていきます。何種類かの方法を試したのでなら、項目に分けて書きましょう。もし失敗した方法があっても、それも大事ですので書いておきましょう。
結果
研究の結果を書いていきます。方法と対応するように書いて行きます。
ここでは、結果のみを書いていきます。そのようになった要因や原因などはここで書きません。失敗した方法に関しても、結果を書いておきます。
考察
結果を踏まえてそうなった要因(原因)を書いていきます。
失敗した方法に関しても失敗した原因を書いていきます。
参考例
簡単な例を挙げてみます。テーマは身近な道具を使って水をきれいにする研究です。例なので内容は薄いですが、なんとなくはつかめると思います。
タイトル
身近にあるもので、水をきれいにする方法の検討
目的
災害時などは水の供給も止まことがあり、生活に必要な水が使えないことがある。そこで身近にあるもので、水をきれいにする方法を考えておけば災害に備えることができると考えました
使用したもの
絵の具、水、ペットボトル、ハンカチ、スポンジ、靴下、バケツ、ザル、透明なコップ
方法
〇汚れた水を作る
赤い絵の具を水に溶かして汚れた水を作る・・・赤い水
〇水をきれいにする
赤い水をペットボトルに入れる。
出口にハンカチを当ててさかさまにして、出てきた水を透明なコップに入れる
同じように、スポンジ、靴下、バケツ、ザルを当てて出てきた水を観察する
結果
- ハンカチ:水はかなり透明になった
- スポンジ:赤い色は少し減ったが、透明ではなかった
- 靴下:赤い色は薄くなったがスポンジの時よりも濃い赤色だった。
- ザル:ほとんど色は変わらなかった
考察
ハンカチを使ったときがもっとも赤い色が薄くなり透明に近い結果となったのは、ハンカチの目が細かいため絵の具の赤色がろ過されたためだと考えられる。
スポンジ、靴下は目が大きいためあまりきれいにならなかったのだと考えられる。
ザルは目が大きすぎたため絵の具の赤色がそのまま通過してしまったのでほとんどきれいにならなかったと考えられる。
結語(研究からわかったこと)
汚れた水をきれいにするためには、目の細かい布を使うのが一番良いと思いました。
まとめ
いかがでしたか?この構成は大学の卒論や研究者が研究発表する時の構成に近いものがあります。
小学生の自由研究のまとめ方としては少し堅苦しいかもしれませんがこれを参考に組み立てれば一味違った自由研究がきっと出来上がりますd(*^v^*)
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