おむすびさんちのたうえのひ
作・絵:かがくいひろし PHP出版社
あらすじ
今日は快晴、おむすびさんのうちの田植えの日です。
おいしいお米が出来るように、村の仲間も手伝いに来てくれました。
しゃけさん、たらこさん、うめぼしさん、こんぶさん、おいなりさんにふとまきさんなどが勢揃い!
でもまだまだかかりそう、そこで助っ人に来たのがたこどんといかどん。
おてんとさまの元で一日しっかり働いたみんな、すっかり日焼けしてしまいましたね。
一仕事した後の、みんなで入るお風呂は最高です!
この本のポイント
昔ながらの機械を使わない田植えの作業が細かく描かれているため、田植えの経験がない子供達もよく分かります。
家族や仲間が一丸となって仕事をするお話は、子供達も入っていきやすくどんどん感想や意見を言ってくれますよ。
お昼休みにおむすびさんの子供達がお弁当を持って、手伝ってくれている村人達をねぎらうところもとても心温まります。一日働いた後は腰が曲がってしまったり、日焼けをしたり、農作業の大変さもさりげなく伝わってきます。
こういった村をあげての共同作業は、お互いに支えあって生きてきた古き良き日本の風習で、私達が忘れてはいけないものではないでしょうか。
お米が見直されている今、農業をする人や食べ物に対して感謝をする食育にもぴったりのお話です。
バムとケロのさむいあさ
作:島田ゆか 文溪堂
あらすじ
とても寒い朝、犬のバムとかえるのケロは裏の池も凍っているはず!とスケートとつり道具を持って出かけました。
するとなんとアヒルが池と一緒に凍り付いているではありませんか!
これは大変と氷を切り取り、うちに連れ帰って溶かしてあげました。
こうして仲良くなったアヒルのかいちゃんと仲良く遊びました。
翌朝目を覚ますとかいちゃんがいなくなっています。
どこへ行っちゃったのでしょう?
この本のポイント
絵本ランキングでは常に上位にいる人気絵本シリーズです。
インテリアカタログでも見ているかのような、おしゃれな雑貨やインテリアに大人達が夢中になってしまうような本です。
子供達がうらやましがるようなおもちゃも沢山描かれているので、お話だけでなくじっくり絵を見ていたいというお子さんも多いでしょう。
子供達が大好きなおならネタやミイラも練り込まれています。
この本を読み終わった8割がたの子供達がミイラごっこをしたがるので、ご注意ください。
やりたい放題の自由人ケロと、母のような寛容さを持つバムの名コンビにはまり、ついついシリーズの他の本も読みたくなってしまう1冊です。
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