食中毒には手洗いが一番!
風邪の予防、食中毒の予防は手洗いが一番効果的といわれています。
外出先から帰った後の手には、数万から数千万個、場合によっては数億個の病原菌が付着しています。
すべての菌が悪さをするわけではありませんが、そのまま調理をしたり、おやつやご飯を食べると食中毒の危険性が高まります。
石鹸とハンドソープの歴史
石鹸の元祖は紀元前3000年頃に誕生しています。日本には16世紀の種子島への鉄砲伝来と共にやってきました。
それから、1900年後半まで手洗いといえば石鹸でした。その頃は固形の石けんが主流でしたので、つるんと落とさないように注意しながら両手で石けんをこすって泡立てていました。
なかなか泡立たないので石けんを網状の袋にいれて泡立ちやすくするなどみんな工夫して使っていました。
大規模な食中毒が発生
ところが1996年に大流行したO157による集団食中毒をきっかけとして液体の石けん、つまりハンドソープが一気に広がりました。
その理由は
1.ワンプッシュで必要な量がすぐに取り出せる
2.泡立ちが良くあっという間に泡状になる
3.液体なので隅々まで広がり隙間にも入る
などです。
初期の頃は少し高価でしたが、多く使われるようになってから値段も安くなり買いやすくなりました。
薬用効果のあるハンドソープが発売
ハンドソープが普及するにつれて、いろいろなタイプが作られました。
ピーチやオレンジなどの香りのするものやお肌を保護してくれる成分配合のもの、薬用成分が入っているものなどです。
薬用成分とは主に殺菌を目的とした成分です。
石けんは、界面活性の原理で手についたよごれを落としてくれますが、病原菌は殺菌することはできません。わずかに洗い残された病原菌を薬用成分で殺菌することができます。
泡で出てくるハンドソープ
ハンドソープの進化は続きます。各社から泡立った状態で出てくるハンドソープが発売されました。ポンプの中は液体の洗剤ですが、プッシュすると泡状になってでてきます。
泡立てなくていいのでとても便利です、特にめんどくさがりやの子ども達にはピッタリのヒット商品になりました。
自動で出てくるハンドソープ
高速道路のSAやショッピングセンターのトイレなどでは、泡状のハンドソープが自動ででてきます。プッシュする必要もないので、より衛生的です。
さて、プッシュする必要がないと便利な時って他にはどんな場合でしょうか?
そうです。料理中です。
料理中は手が油や汁などで汚れることが多いです。もちろんプッシュするだけで泡状の薬用ソープがでてくれば十分ですが、プッシュのために容器に触れるためハンドソープの本体に油や汁が付くことになります。
一番便利なのは肉料理をするとき
ハンバーグやその他の料理では生肉を扱うこともあります。生肉には、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)などがいます。毎年高齢者や子供の死亡例もでています。生肉を直接触ったあとは必ず手を洗わないと危険です。
でも汚れた手でプッシュすると本体が病原菌だらけになり、非常に不衛生です。
家庭で使える自動泡ハンドソープ
自動で出てきてくれれば便利なのになぁと思っていた人はたくさんいると思います。でも、家庭で設置するのは無理だと思っていませんか?
実は手軽に使えるものが市販されています。
薬用石鹸で有名なレキットベンキーザー社のミューズノータッチ泡ハンドソープです。
コンパクトでかわいい本体に手をかざすだけで、自動で一回分の泡が出てきます。もちろん薬用成分入りです。にょろにょろソフトクリームのように出てくる姿を見れば子供たちも大喜び。毎日自分から手洗いをしてくれるようになります。
香りもピーチ、ウォーターメロン(スイカ)、グリーンティ、グレープフルーツ、無香料などが選べます。自動ででてくるので触る必要もないので衛生的です。食中毒が増えるこれからの季節に1台いかがですか?
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