クラウドファンディングに参加してみました。
最近は、SNSも盛んに利用されるためソーシャルファンディングとも呼ばれます。
今回、MotionGalleryが募集した「Wistiki by Strackコレクション」に参加しました。
探し物の無駄な時間を減らすWisitiki
いくらしっかりした人でも、鍵や電話などを失くしてしまうことはあるでしょう。
また、飼っていた猫がどこかに行ってしまって見つからない・・・なんてこともあります。
失くす頻度は人それぞれですが、世界中の人を平均すると、なんと探しものに1日に1時間も費やしているそうです。
Wisitikiのコンセプトは、最新のデバイスを使ってそうしたウンザリした時間を減らそうというものです。
いつも出かける時になってスマホや鍵を探している自分にとって、ピッタリだと思い参加しました。
Wistiki(ウィスティキ)
wistikiはフランスのブリュノ,テオ, ユーゴのリュサト3兄弟が経営しているスタートアップ企業です。
もともと飼っていた猫がよくいなくなってしまい、探し回るのに苦労したそうです。それをきっかけに開発を始めたようです。いかにも外国らしいエピソードですね。
Wistiki(ウィスティキ)でできること
Wistiki(ウィスティキ)は、スマホのBluetooth機能と最新デバイスを利用しています。小型の専用デバイスを鍵やかばん、あるいは猫や犬の首輪などにつけて使用します。
このデバイスはスマホにインストールした専用アプリを使って通信を行います。
使い方としては
- スマートホンのアプリからデバイスにアクセスして鍵や財布についているデバイスから音を出す(発信)
- デバイスを操作して、探しているスマートホンから音を出させる(逆発信)
- アプリケーションを使って、デバイスとの距離を視覚的に知る(距離センサー)
- アプリの地図上にデバイスの位置を表示させてデバイスをつけた猫の場所や鍵などの場所を表示する(GPS表示)
- デバイスが離れたとき、あるいは近づいたときに音を出す(電子リード、逆電子リード)
などがあります。
100%フランス製
性能とは直接関係ありませんが、Wistikiは100%フランス製です。フランスの有名なデザイナーフィリップ・スタルクがデザインしています。
デザインと機能・コンセプトが話題となって2015年フランスでもっとも売れたコネクティッドデバイスとなりました。
期待していたこと
このWistiki by Strackコレクションの募集を見た時点では、このデバイスの能力は未知数でした。
もちろんコンセプトを含めて、説明はある程度あったのですが、いまいちあやふやなところもありました。
個人的には、デバイスの位置がGPS上に表示されるという機能に惹かれました。これなら、大切なものに忍ばせておけば何かあったときに安心です。
でも、ちょっと疑問も・・・・
でも、その仕組みについては疑問だらけでした。まず、このデバイスはGPS機能をもっていません。
じゃあどうやって自分に位置を知らせてくるかというと、このWistikiの専用アプリをインストールした人がいて、たまたまアプリを起動していて、たまたま近く通ったら、その人のスマホを経由して位置情報の取得と送信を行うそうです。
ん・・・?
「このデバイスとアプリを入れたスマホをもっている人が、そこらじゅうにいれば可能かもしれないけど、それって現実的なの??」
と思いました。でも、きっとこれからあっと驚くような仕組みが実装されるのだろうと・・・ちょっと期待もしていました。
もし、それが難しくてもデバイスあるいはスマホから音が出せるんだったら、物を探す時に便利だからいいか・・・くらいに考えることにしました。
クラウドファンディングに参加してから届くまでの不安
さてさて、それからどうなったかというと、まずは配送が大幅に遅れました。
申し込んだのは3月くらいです。いろいろな選択肢がありましたが、選んだのは3種類あるWistikiがひとつづつセットになったものです。
それぞれが、販売予定価格の67%引きで合計8900円でした。このお得感は、クラウドファンディングの大きな魅力ですね。
さて、最初に届く予定のVoila(ヴォワラ)は2016年5月末に、それ以外は年末に届く予定でした。
しかし、結果的にVoila(ヴォワラ)は本日(2016年9月1日)に届きました。
理由としては、電波法に関連した許可が下りなかったとか、デバイスの改良をしたとかいろいろあったようです。
しかしながら、度重なる遅延や連絡不足などで、「詐欺では?」との声も上がっていました。
それに加えてまだ発送されていないのに、Wistiki(ウィスティキ)2回目のクラウドファンディング募集がありました。
これには誰もがビックリ。
私自身も、「もしかしてずっと届かないかも・・・」と思いました。
クラウドファンディングを利用する人たちは、まだ会社や事業者としてスタート地点にいる人達ばかりです。手続きや発送など慣れないことばかりでご苦労されたんだと思います。
しかし、支援者に連絡くらいはできるはずです。せっかく盛り上がっているクラウドファンディングの評判を落とさないようそれぞれの利用者が工夫してもらいたいものです。
無事に今日届いたWistikiのVoila(ヴォワラ)
さて、5月末に届く予定だったVoila(ヴォワラ)が今日届きました。
どんな箱で来るのかと思いきや、メール便?のようなものできました。
そして中身は、なんとこれだけ。伝票も何も入っていませんでした。
開けるとVoila(ヴォワラ)が入ってました。意外と大きくて驚きました。
下には紙切れが一枚入っていました・・・。あれ説明書は?
と、思ったらこのQRコードにアクセスすると説明書があるみたい・・・。ふむ。
早速アプリをインストールして、Bluetoothのベアリングも行いました。
この作業は順調におわりました。
使ってみて、どうだったか・・・
さてさて、実際に使ってみた感想です。
呼び出し
まずは、デバイスからスマホで音を鳴らすと・・・Wistikiのオリジナルの音楽が元気よく鳴りました。
スマホの音量設定やマナーモードも関係なく最大音量でなるようです。これは、なかなか便利かも・・・。(いつもはスマホはマナーモードにしてるので、失くしたときに別の電話で呼び出しても音がしなくて困っていました)
逆にスマホからデバイスを呼び出したときも、デバイスから結構大きな音楽が流れました。この点に関しては、思ったとおりの機能で満足です。
家の中の探し物に便利?
あまり注目していなかったのですが、デバイスとの距離がどれくらいかをわかる機能があるようです。正確に何mとか数字ででるわけではないですが、距離が近いかどうかはわかります。
この赤い矢印が長いと距離が離れているという意味のようですが、長くなったり短くなったりを繰り返しているので距離感がよくわかりません・・・。
音を鳴らせば場所は分かるので、あまり活躍することはない気がしますが面白い機能だと思います。
GPS表示はどうなの?
さて、もっとも興味のあったデバイスのGPS表示。これができるなら、かばんや財布、車などいろんなものに忍ばせておけばいろいろ便利かもと思ったのですが・・・
やはり、期待していたような機能ではありませんでした。近くにWistikiの専用アプリを入れた人がいないと難しいようです。
原理としては、アプリを起動している端末が近くを折ると、勝手にWistikiが通信をして、位置情報を取得するようです。
フランスでは、発売2ヶ月で5万個を売り上げたそうなので、一部地域では有効かもしれません。
まだ、日本では一般発売されておらず、ほとんどの人がもっていません。これから、普及して行けば話は別ですが、しばらくは難しそうです。
Bluetooth通信による位置検索
自分のスマートホンからBluetoothの届く最大100mの範囲であれば地図上に位置が表示されます。あまり遠くに行かない猫などの位置の把握には役立ちそうです。
(追記)どれくらいの距離まで反応するのか試してみました。
見通しのよい道路で、Wistikiを持って離れてもらいました。
写真の電柱間は約30mです。写真では30mの地点(赤矢印)ですが、ここでは通信できていました。その後もう一本奥の電柱より少し奥へ行ったくらいでBluetooth通信が切れました。
距離にすると70mくらいでしょうか?使用した端末はiPhone6でした。端末にBluetoothの性能にもよるのでしょうが、100mは届きませんでした。
Bluetoothm接続が切れると矢印の部分がグレーになります。
GPSの検索機能に関しては、これからの進化に期待です。
ちょっと残念ではありますが、やっぱりこんなもんか・・・という程度なので満足度は60%くらいにしときます。
アプリが起動していないと意味がない!
一通り機能を試したその後は、とりあえす鍵にデバイスをつけて使っています。
スマホをよく失くすので、期待していたのですが・・・。
そこで問題発生。それは、iPhoneにインストールしたアプリが立ち上がっていないと意味がないということです。考えてみれば当たり前のことですが・・・。
iPhoneはアプリを使い終わっても裏で待機しています。たくさんのアプリを開いていると動作が遅くなったり、アプリによってはGPSが動いたりしてバッテリーを消費します。
こまめに閉じれば問題ありませんが、その時にWistikiアプリを閉じてしまうとデバイスからiphoneを鳴動させることはできません。
そのままアプリを閉じたままにしておくと、iPhoneが行方不明になったときに使えない。役に立たないとなるわけです・・・。
というわけで、今のところデバイスからスマホを探す機能が役立ったことはほとんどありません。
Wistiki by Strackの満足度
今回Wistiki by Strackコレクションのクラウドファンディングに参加してみた感想としては、デバイスに期待していた機能に対する満足度は50%くらいです。
届くまで時間がかかったので、自分の中で少しブームが去ってしまった感がありますが、おおむね満足です。 3つも買う必要は無かったかなという印象です。
また、今回は定価の67%oFFで手に入れることができましたが、これを定価で買うかどうかとなると微妙です。デバイスにもうひと工夫が必要だと思いました。
これからの進化に期待します。
P.S 残り2個はいつ届くんだろうか・・・。
追記:2017年03月29日にaha(アッハ!)が届きました。
いまでは通販でも購入できます。
こちらはまもなく発売です。今なら予約できます。
先日購入して届いたところです。ネコたちにつけていますが、貴殿と同じく、イマイチ使い勝手が…という印象です。
目の前にいてもBluetooth機能が繋がってなかったり、鳴るんじゃないの?という場面で鳴ったり鳴らなかったり。マニュアルも簡単なものしかないのでなんだかよく分からずとりあえず使ってみる?といった感じです。
改良されていくといいのですが。
イマイチ。使えない。改良の余地有り。日本製待つ。
一人暮らしの若人がスマホが行方不明になった時に役に立たないのが残念。
これ使えますと言えない感満載。人前で性能の披露を成功した事無し。
どこまでも残念。
後援するじゃなっかたと後悔してます。
ホップラにいたっては、いつ届くのかも未定です。
予約していた3個の内2個をヴァワラに変更して届けてもらいました(変更申請時はアッハさえ発送未定でしたよ(笑))
初期型なのか10mも届きません
もうCFにかかわる気も起きませんね
2017年1月にやっと届いて設定、3度ほど音を鳴らしてみたりして動作確認してたのですが。2017年12月に、鍵を無くして早速本領発揮と思ったら、最終アクセスが3ヶ月前。ということは電池が9ヶ月で切れていることになります。もう一つも10ヶ月で電池切れ。
当初の案内では電池寿命約2年とあったはずなのに驚きです。
しかも電池交換できない使い捨て。
記事を書いてくださってありがとうございます。きっとCFされた方はみな同じ気持ちでしょうね。
みなさんが腹を立てられるのもよくわかるけれど、自分は使えているし、3つめのカード型ホップラがほしくてずっと待っていました。しかし2年たち、連絡をしたら来月にはできるとの返事。しかし聞かなければ まったくアナウンスのない状態に、信用できなくなり返金してもらいました。しかも返金はペイパルのみ、受け取りできるようにするには数日かかる手続きが必要。当然のように手数料差し引かれます。
当初の話と違い 電池交換できないと書かれていたのにはびっくり。
ヴォワラでも自分で交換された方の記事を見てやってみましたが、初期型だからか交換は出来ない状態でした。アッハは引き抜いて開けるのさえうまくいけば 電池交換は簡単でした。
今回はいろいろと良い勉強になりました。