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顔が赤くなるのを治す方法は?あがり症の原因と克服法

あがり症を克服するには

人前に立つと頭が真っ白になって上手く話せない、緊張するから大勢の前で発言するのは苦手という、あがり症の方多いですよね。

場数を踏めば治る、といわれていますが本当にそうでしょうか。そもそも人前で話すのが苦手なのに、嫌々挑戦して上手く話せなかったら余計に苦手意識は高まってしまいますよね。

あがり症を改善するためにはまず、あがり症のことを知ることから始めましょう。

Photo: 発表会 By:KeiwaCollege
Photo:20140305国際文化学科 卒論発表会 By KeiwaCollege

あがり症の原因

自尊心を傷つけられることへの恐怖

あがり症だから話すのが下手、というわけでは決してありません。

1対1で話をしてみるととても分かりやすい説明が出来たり、話が興味深くおもしろい人だったりしますよね。

人は誰しもみな自尊心があり、それを守ろうとします。

その自尊心の中には「他の人に好かれたい」「自分の存在を認められたい」「すごいと思われたい」などといった欲求もあります。

そしてもしその欲求がことごとく拒否されるかもしれないという状況に陥ると、自分自身を守るために「あがって」しまうのです。

未知の体験への不安

今まで経験したことのないことだと、不安を感じる方も多いでしょう。

だんだんと現代社会が変わりつつあるとは言え、恥の文化の中で育ってきた日本人は失敗することを恐れるあまりあがり症を引き起こしやすいといわれています。

過去のトラウマ

赤ちゃんの時から極度のあがり症、という方はいません。

もしかしたら本人は覚えていないけれど、なにかしら過去にあった嫌な経験があがり症の原因となっている人も多くいます。

「大事な舞台でセリフが思い出せなかった」「好きな人に話し方を笑われた」などの辛い思い出があると、もしかしたら今回も、、、と悪い予想をしてしまいます。心に負った傷は時に長い間その人の行動まで制限をかけてしまうのです。

こんな人があがり症になりやすい

あがり症に悩む多くの方が、とても真面目で几帳面です。

上手に話さなくてはいけない」と思い込むあまり、それが出来ない自分に苛立ちを感じ話すことが怖くなっているケースが多いです。

また場の空気が読めてしまうばかりに気にしすぎてしまう、感受性の強い方もあがり症になりやすいといえます。

でも逆にそれはいいことです。ぺらぺらと流暢に話せたとしても、話に中身がなかったり、真実味のない話ばかりする人は五万といます。

それだけ話すことに真面目に取り組んでいるあなたが一生懸命話すほうが、確実に多くの人の胸を打つでしょう。

話し上手な友人と比べる必要はありません。あなたのリズムとあなたの話し方を大事にして話す、ということが出来ればそれがあなたの特長にもなるのです。

あがり症を克服する方法

心のトレーニング

成功をイメージ

多くのスポーツ選手にも共通しているように、自分の思いを行動に移すためにはイメージトレーニングはとても大事です。

失敗することばかりを考えて自分を追い込んでいるのは、他でもないあなたです。失敗することではなく、成功することをイメージしましょう。

そしてなるべく具体的にイメージすることが大切です。自分の話す内容や、テンポ、会場の雰囲気や聞いている人の人数や態度などあたかもその会場にいて話しているかのようなしっかりとしたイメージを心に刻みます。

そのときに大切なのが、楽しみながら話している自分をイメージすることです。何度も何度も繰り返しイメージすることで、実際に話す時も変化が現れるでしょう。

裸になろう

他の人に良いように思われたいという思いは誰にでもあります。でもそれを考えすぎるのもやめましょう。

あなたが気にするほど小さいことまで周りの人は気にしていないし、あなたのことをそこまでよく見ていません。

みんな自分のことで結構一生懸命です。大丈夫、得るものはあっても失うものは何もないのだから。等身大の自分は捨てて、ありのままのあなたでいいんです。

失敗しても屁の河童

言葉が途中で出なくなる、それもありです。震えてしまう、結構みんな経験します。

泣いちゃうかも、泣いたらだめなんてことありません。始めから緊張せずにできる人はそうそういません。

失敗してもその一つひとつがあなたの糧になります。まずは積極的に感情を出す自分を許してあげること、コントロールは後々できるようになります。

話し方のトレーニング

発声練習をする

自信がないとどうしても声が小さくなりがちです。声が小さいというだけできちんと聞いてもらえなかったりします。

いきなり大きな声でしゃべろと言われてもできませんよね。そこで日頃から声を出す練習をしましょう。

一般的に有名な「あ・え・い・う・え・お・あ・お」などもいいですが、実際にスピーチする原稿などがあるならそれを使わない手はありません。全てを最初から大きな声でというのも抵抗がありますよね。

取り組みやすい方法として「み・な・さ・ん・こ・ん・に・ち・は」という風に、一字一字切っていくことです。慣れてきたら「みなさん」「こんにちは」と単語で区切りましょう。全部読めるようになったこ頃にはほとんど覚えているはずです。

話す内容をしっかりと頭の中に入れておくことも、あがりを軽くする大きなポイントです。

舌とあごのトレーニングをする

舌足らずと言われる話し方を改善するためには舌のトレーニングが有効です。

最近では舌の筋力が落ちている子供達が多く、歯医者でもよく行われるトレーニングです。

  • 口を半分開け舌を突き出し、左右に動かす。
  • 舌を横方向と縦方向に丸める練習をする。
  • 口の中、上天井で舌をはじいて音を出す練習をする。
  • 大きく口を開けて「あうあう」という練習。あごがガクガクするようなら、あごの付け根とあごの下のくぼみをぐりぐりして凝りをほぐす。

発表の仕方

どういった場で発表するかにもよるので全ての場合には当てはまりませんが、発表の仕方であがりをコントロールできます。

例えば仕事や学校で大勢の前で発表しなければいけないとき、一気に視線が集中してしまうと言葉が出なくなってしまいますよね。

ではその視線をそらしてしまいましょう。

プロジェクターや、ホワイトボード、またはクラスでの発表なら紙芝居式など視線を他のものに集中させることで少しずつ自分の話し方に自信が付いてきます。

また目が悪い方なら、発表の時はメガネやコンタクトをはずすというのも遠くの視界がぼやけるおかげで緊張が和らぎますよ。

まとめ

あがり症について紹介してきましたが、パニックを起こしてしまうような重度のあがり症の場合は自分で治療しようとしても時間もかかりストレスも多いです。

またそこからうつ病などを発症してしまうケースも珍しくありません。心療内科などへの受診をし専門家に相談するという手段もあります。

あがり症は決して病気でも、珍しい症例でもありません。がちがちに縛ってしまった縄を解くのはもちろんあなた自身です。

でも専門家や時には薬の手助けを借りることで、「なんだもう少し早く来ればよかった」と思うほどあっけなく解決することもあります。

どうか一人で抱え込まないでくださいね。

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