アマゾンタイムセール中

プレゼンや発表で緊張しない対策とコツ。失敗しないための準備と心構え。

384486501_a59bac3dd9_o
photo by chiaki hayashi

初めて担当する会社のプレゼン、研究の成果を発表する学会発表や講演会。緊張しますよね。

場合によっては自分の将来を決める一大イベントになることもあります。

誰でも最初からうまくはできるわけではありませんが、ポイントを抑えれば、大失敗する可能性はぐっと減ります。

準備から発表までのポイントを紹介します。

準備編

構成を考えてからつくり始める

最近のプレゼンや発表では、パワーポイントやKeynoteなどのプレゼンソフトを使って行うのが一般的です。

すぐに作り始めたくなりますが、構成を決めないでスライドを作り始めると、話がブレてしまいがちです。

途中で内容が膨らむことは悪くありませんが、最後にはひとつの結論に結びつくものでなくてはなりません。

まず簡単な計画書を作りましょう。

内容を絞る

良いプレゼンや発表にしたくて、なんでもかんでもスライドに詰め込んでしまいがちです。

詰め込みすぎると何を言いたかったのか良くわからないで終わってしまいます。

必要なことだけを入れるようにしましょう。

そのためにも、聞く人たちに合わせて内容を決めることが大事です

MEMO
例えば、同じ分野の関係者向けであれば、基本的な事柄は省くことができます。逆に別の分野の人や現場にタッチしていないかなり上の上司などが聞く場合は基本的な内容も入れる必要があります。

ボリュームを考える

内容と共に大事なのが、ボリュームです。何分の持ち時間があるのかを考えて、スライドの枚数の目安を決めましょう。

一般的に1分間に300文字程度が聞きやすいといわれています。

プレゼンなどでは、写真や画像、グラフなどを見てもらう時間があるため、もっと少なくする必要があります。

詰め込みすぎて、早口で話してしまうと内容の残らないプレゼンや発表になってしまいます。

スライドの文字数は少なめに

慣れていないと、スライドに何でもかんでも書いてしまいがちです。文字だらけのスライドは、非常に見づらいです。

要点だけをスライドにのせるようにしましょう。一般的なには、スライド1枚あたり70~100文字程度が良いといわれています。

逆算すると、スライドは1分あたり2枚程度使うということになります。

 文字は大きく

スライドに文字を詰め込みすぎなければ、大きくしても十分に入ります。

見やすい大きさとしては最低でも20ポイント程度、できれば30ポイント前後がおすすめです。

見やすいゴシック体で書きましょう。

色は使いすぎない

見やすくしようとしていろいろな色を使うのは、かえって逆効果です。

多くて3色にしましょう。2色でも太字なども活用すれば十分にメリハリのあるスライドになります。

データはバックアップしておく

パソコンにトラブルがあったら、本番に間に合わなくなってしまいます。PC以外にもデータをバックアップをしておきましょう。

MEMO
USBへの保存だけでなくファイルを自分宛にメールしておくと安心です。プレゼンや発表の会場にいくまでにPCなどを紛失してしまったとしても、最悪でもネット経由でファイルを取り出すことができます

データ量が多いときは、クラウドも活用しましょう。gmailを利用している方は、google driveがおすすめです。

テクニック編

レーザーポインターは、使いすぎない

ベテランでも初心者でもやってしまいがちなのが、レーザーポインターの使いすぎです。

特に使う必要がないところで、ポインターを当てて文字をなぞったり、グルグルまわしたりします。

これは、見ている人にはとても不快です。目がチカチカします。特に最近使われることの多い緑色のポインターは光が強いため注意が必要です。

棒読みしない

スライドを見やすく作ると、スライドにのせる文字数は少なくなります。そのため、内容を補う形でたくさん話す必要があります。そのため慣れていないと内容を暗記しがちです。

暗記した文章は、棒読みになりがちで聞いている人にとっては退屈な内容に感じます。

MEMO
暗記してもかまいませんが、話し方に強弱をつける、大事な内容の後は少し間をあけるなどして抑揚をつけましょう。

接続詞に注意

プレゼンや発表が上手な人は接続詞の使い方が上手です。

「それから」や「これに対して」など次の文章をつなげる言葉を工夫しましょう。

また、接続詞がなくても、文章の後に少し間をあけるだけでもつながりが良くなります。

初心者や下手な人は、「それでですね」や「えーっ」などを繰り返し使ってしまいます。

本人は気づいていないことが多いのですが、次の文章との接続をするために連発してしまいがちです。

MEMO
聞いている人は不快に感じることが多いので意識的にやめましょう。そのために接続詞のレパートリーを増やしましょう。

目線を時々変える

緊張しているとPCの画面やプロジェクターで映し出された画面だけを見続けてしまいがちです。そうなると、早口になってしまったり、心の余裕がでてきません。

時々会場を見回したり、画面をみたりと目線を変えてみましょう。良い意味での息つぎになり、肩の力を抜くチャンスです。

聞いている人から見ても余裕があると思われます。

会場は気にしない

「緊張したら聴衆はみんなジャガイモだと思え」と言われます。

発表していて一番焦るのは、会場からの反応がないことです。誰かひとりでもうなずいてくれたりすると、ものすごく安心で緊張も一気にほぐれます。

でも実際には、反応があることはめったにありません。

MEMO
反応がないことを「内容が悪くて聞いてくれていない」ではなく「みんな集中して聞いてくれている」とポジティブにとりましょう。これだけでもずいぶん気持ちに余裕がでます。

反応がなくてあたりまえ!みんなジャガイモなんですから・・・

練習編

原稿を作る

まずは、原稿を作りましょう。本番はそれを読むことはできませんが、流れが頭に入っていればスムーズに話せます。

発表者ツールを使う

もし、発表の環境が許せばパワーポイントやkeynoteの発表者ツール(発表者ノート)を使いましょう。これで発表はぐっと楽になります。

ただし、棒読みにならないように要点だけ書いておく程度にしましょう。

時間を計る

発表において、もっとも大切なのは時間を守ることです。特に学会発表では絶対です。

どれだけすばらしい発表でも時間超過すると一気に評価は落ちます。途中で止められてしまうこともあります。

ある程度できたら、時間を計って調整をしましょう

録音する

自分のプレゼンをICレコーダーなどを使って、録音することはとても有効です。早口になっていないか、変な接続詞を使っていないか、文と文の時間間隔は適切かなどをチェックできます。

もちろん、時間の調整にも役立ちます。

自分の発表を自分で聞くことで、客観的に自分を評価することができます。

メンタル編

気持ちの持ち方

緊張していると自意識が過剰になりがちです。

「誰もあなたの発表を期待していません。あなたが思っているほど、聞きたいと思っていません。だから、うまく話す必要はありません。」

このくらいの気持ちがちょうどいいです。

最大の敵は自意識という自分自身です。

緊張への最大の特効薬は「自信」

緊張する大きな理由は「不安」だからです。

不安を取り除くには、「自信」が大きな特効薬になります。こんだけやったんだという事実が大きな自信になります。

どうしても失敗できないプレゼンや発表であればトコトン練習しましょう。暗記してしまうほどやれば、緊張して頭が真っ白でも口が勝手に動いてくれます。

どうしても緊張してしまう人はレモンを使おう

気持ちを切り替えても、すぐには変われません。

手のひらに人と書いて・・・という古典的な方法もいいですが、実用的なものをひとつ紹介します。

それは、レモンです。実は、国際的な学会でも、多くの人が利用している方法です。

発表の前にレモン果汁を舐めましょう。濃くてすっぱいほど効果的です。

レモンは不安や緊張をクリアにする作用がありますので、不思議と緊張が取れます。

もちろん、レモンそのものを持ち込むわけにはいきませんので、市販のレモン濃縮果汁などを利用してみてください。コンビニでも売っているアレです。

少量のミネラルウォーターに果汁をドバドバいれておいて、ちょこっとずつ飲めば自然な感じで摂取できます。

 まとめ

プレゼンや発表は、始めのうちはうまくいきません。一回一回の積み重ねるしかありません。

ただし、ただ回数をこなすだけではなかなか上達しません。

毎回、良かった点、うまくできなかった点を分析して次につなげていけば、必ず上達していきます。

終わった後に、上司や親しい先輩、同僚にアドバイスをもらうのも大切です。

そして、なにより大切な「自信」がついてくれば、どんな内容でも説得力のある発表になります。

焦らず、step by stepでがんばってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください