超高齢化社会を迎える日本
全国の認知症の高齢者は2012年時点で推計550万人に予備軍とも言える軽度認知障害(MCI)は推計310万人に達すると言われています。
認知症といっても原因や症状はさまざまです。臨床症状が似ていることが多いのでどの認知症かの鑑別が大変です。診断には形態画像検査としてMRIや脳血流SPECTなどが行われます。
その他に外来などで行われるのが認知症の度合いを見るために行う「MMSEテスト」です。
MMSEテスト
MMSEテストはMini Mental State Examinationの略称です。
1975年にアメリカのフォルスタイン博士らが開発した質問集です。質問は全部で11あって、30点満点です。それらの質問で見当識能力、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などの点数化して評価を行います。
30点満点中24点以上で正常、10点未満 高度な知能低下 20点未満中等度の知能低下と評価されます。
30点満点中24点以上で正常、10点未満 高度な知能低下 20点未満中等度の知能低下と評価されます。
やってみると意外と難しいです。最近物忘れが多い、思いだせないなど気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか?
※このテストは実施の環境や方法が結果に影響を与えます。自分でやった結果はあくまで参考程度にしてください。
気になる方は「ものわすれ外来」や老年科、神経内科などを受診してみてください。
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